みなさん、年の瀬にこんにちは!3年マネージャーの白川珠羽です。

今回は、12/21(土)に行われました、三商大戦・神戸大学戦の試合後レポートをお送りいたします。

チーム全員で大阪に向かい、佐藤組の集大成となる試合に臨みました。

試合メンバー表

会場は大阪公立大学のグラウンド。三商大戦といえば「極寒」というイメージがありましたが、この日は12月にしては存外冷え込まず、時折暖かな日差しがグラウンドを照らしていました。

時刻は午前11時。試合開始の笛が鳴り、一橋が高くボールを蹴り上げました。

序盤から一橋は堅いディフェンスとアタックを重ね、敵陣地でプレーを展開します。

前半6分。ハーフライン際で#12濵口がインターセプトを成功させ、追いすがる敵をすり抜けて快走。ゴール中央に独走トライを決めました。対抗戦を通して得点力に苦しんでいた一橋でしたが、一変、幸先の良いスタートを切りました。#10松尾のキックは成功。安定したキック力です。(一橋 7-0 神戸)

先制トライを決めた #12濵口(2年)
来年度も間違いなく主力となる、頼もしい選手

前半9分。今度は、ハーフライン手前でパスを受けた神戸の#7京田が走り出し、#11酒井との間で軽やかにボールを一往復させてから、ゴール中央にトライ。#10伊藤のキックは成功。(一橋 7-7 神戸)

神戸大学も負けじと得点を返します。

前半16分。一橋、ハーフライン際でペナルティを獲得。直後、#9鈴木がタップキックで再開し、敵の意表をついてそのままゴール中央に独走トライ。#10松尾もキックを成功させました。(一橋 14-7 神戸)

一橋点数有利の状況が続く中、前半終了が近づいた37分。右タッチライン際でパスを受けた神戸の#15福永が22メートルラインでショートパントを放ち、インゴールに落ちたボールを自ら回収。ゴール中央まで持っていきトライしました。#10伊藤キック成功。(一橋14-14 神戸)

ここで前半終了。両チーム交互に点を取り合い、どちらも一歩も譲らない白熱した展開になりましたが、この緊迫感を後半に持っていけるか。

勝負が決まる、後半40分間の幕開けです。

今年度副将#9鈴木(4年) 一橋の9番を背負い続けた。
前半を同点で終え、両者拮抗した実力を見せた。

後半は神戸大学のキックでスタート。

開始直後の後半2分。神戸の#1川本から右端でパスを受けた#15福永が一橋の間を抜け出し、大きく弧を描いて独走。ゴール中央に本試合二度目のトライを決めました。#10伊藤のキックは成功。(一橋 14-21 神戸)

ここは神戸大学の流れかと思いきや、後半6分。#7岩下からのオフロードパスを繋いだ#14長田がタッチラインすれすれを韋駄天の如き速さで走り抜け、誰に触れられることも許さず左端にトライ。#10松尾キック成功。厳しい角度を美しく決めました。(一橋 21-21 神戸)

一橋、流れを引き戻します。

後半11分。一橋が敵陣22メートルラインの内側でペナルティを獲得し、ショットを選択。#10松尾が成功させ、手堅く点を重ねていきます。(一橋 24-21 神戸)

さらに後半16分。ゴール手前5メートル手前付近で#3髙田がラックからボールを取り出し、ゴールライン寸前へ意地のキャリーを魅せます。それを#4菊池がすかさずピックし、左側にトライ。キックは失敗。(一橋 29-21 神戸)

#14長田(1年)。夏の三商大戦・大阪公立大戦でも俊足が光った。
トライに貢献した#3髙田(3年)。来年度4年としての活躍が期待できる。

しかし、後半20分。パスを受けた神戸の#15福永がグラウンドの真ん中から躍り出て一橋4人を抜き去り、ゴール左端にトライ。本試合でハットトリックを達成しました。キックは失敗。(一橋 29-26 神戸) 続いて後半28分。ラックから#9梁井→#13陶山とつないだボールを、22メートルライン付近で最後に受け取った#12南がゴール中央にトライ。今度は#10伊藤のキックも成功し、連続で得点を重ねられてしまいます。(一橋 29-33 神戸)

後半31分。ノータイムが迫る焦燥の中、ハーフラインでパスを受けた#2佐藤がラインを割り、30m超えの大ゲインを成し遂げます。主将の作ったチャンスを逃さず#12濵口がパスをもらい受け、ゴール中央にトライを決めました。#10松尾のキックも成功。(一橋 36-33 神戸)

残り数分。一橋、このまま逃げ切りたいところだが…

後半37分。敵陣で抑え込まれつつも、神戸#13陶山が#9梁井から渡ったボールを抱え、一橋を躱して約30mを猛ダッシュの末、ゴール中央にトライを決めます。#10伊藤、キック成功。(一橋 36-40 神戸)

決着まで残りわずか。1トライで勝敗が覆る状況の中、一橋は諦めない。最後の最後まで攻撃の手を緩めることはありませんでしたが、惜しくもこぼれたボールを神戸が蹴り出し、ノーサイド。最後のトライが決定打となり、神戸大学の勝利となりました。また、先に行われた試合の結果より、2024年三商大戦は神戸大学の優勝で幕を閉じました。

試合後の挨拶。勝利とはならなかったものの、「いい試合だった」の一言に尽きる。彼らの健闘を称えたい。
アフターマッチファンクションでの主将挨拶。1年間佐藤組を引っ張ってきた背中は大きい。

シーズンを通して多くの勝利を掴むことは叶いませんでしたが、試合を経るごとにチーム全員が着実に成長していきました。結果に表れなかったというこの悔しさは、来年度の一橋大学ラグビー部を強くします。1つでも多くの勝ち星をあげられるよう、来年のシーズンインまで各々が力を蓄えていきますので、今後とも変わらぬご支援・応援をよろしくお願いいたします。

1年間佐藤組を応援していただきありがとうございました。

それでは、次回のマネ日記もお楽しみに!

皆様、よいお年をお迎えください。