こんにちは。笙からバトンを受け取りました。新3年マネージャーの齋藤光咲です。 前回の部日記で笙を紹介したときに同期で一番話さないと書いてしまいました。今もそうかもしれませんが、最近は何だかとても話しやすいです。少し前、彼の優しさに感動することがあったのでいつか伝えようと思います。

彼の紹介にもあった通り、私は対抗戦の終盤からオフ明けまで休部していました。復帰にあたって支えていただいた全ての方への感謝を忘れず、今年は体調を崩さずに上級生として部に貢献できるよう精進して参ります。

さて、ここからはタイトル通り同期愛について書こうと思います。普段そのようなことを口にするタイプではないので慣れないですが、新入生にラグビー部の魅力を感じていただけるように頑張ります。恥ずかしいので同期のみんなは適当に読んでください。

まず、少しばかり過去の話を。

私は中高とプレイヤーとして部活をしていて、そのときは「練習すれば上手くなる」 「努力すれば勝敗を変えられる」というシンプルで最高のモチベーションがありました。しかし、マネージャーという立場では努力から得られる目に見えた成果というものが少なく、勝敗に大きく関われないことにもどかしさを感じていました。目標を探すことも難しく感じ、やはり自分はプレーをする側でないと部に100%コミットすることができないのかなと感じることもありました。

それを痛感したのが、一昨年の対抗戦の最終戦です。勝利に繋がる展開もその場の雰囲気もとても感動的だったのに自分だけ泣けなくて、感情の動きの小ささに焦りを感じました。泣く泣かないというより、その瞬間に涙が出るまで部に情熱を注いできたプレイヤーとマネージャーを見て、どこか傍観している自分に嫌悪感を抱きました。

そんな自分の心を動かしてくれたのが同期の存在です。 上手く言えませんが、みんなが持っている心のあたたかさや、みんなと過ごした時間の蓄積が今の自分の感受性を豊かにしてくれた気がします。

少し前の合同練習でブライアンのキックに相手校の方々が「今の誰!?化け物すぎる」と話していたとき、つい嬉しくなって、「今のは松尾っていう人で…!!」と言いたくなってしまいました。試合中にOBさんが岩下と悠仁を褒められていたときはすごく嬉しくなって、その日はルンルンで家に帰りました。逆に、誰かが怪我をしそうになったら本気で心配になるし、悔しがっている姿を見るともどかしくなります。

常に一歩引いて目の前のことを傍観してしまっていた自分がこんなに同期のことで感情が動くのは、みんながあたたかくて優しくて大好きだからです。

大学生になってから本気で嬉しくなったり、本気で悔しくなったりと自分の本気の瞬間に出会える機会は非常に少ないと思います。でも一橋ラグビー部では「本気」の経験をすることができます。冷めた心を持っていた私でも物事に本気で向き合うことの楽しさを感じ、周りの人に恵まれている有り難さを感じながら毎日を過ごしています。

もし入部を迷っている新入生がいたら、ぜひ一度グラウンドに来てみてください。本気でプレーをする姿と話してみたときのギャップや、あたたかい雰囲気に心を打たれると思います。

笙のパッション全開というリクエストに応えられたか心配ですが、これ以上書くと部活に行くのが恥ずかしくなってしまいそうなのでここまでにしておきます。

次回は、今月あった同期旅行の幹事をしてくれた岩下です。今日ホワイトデーのお返しに同期からライチ酒を貰いましたが、そのチョイスは岩下だったそうです。嬉しかったけど不思議ですね。きっと彼の愛されキャラが伝わるような部日記が読めることでしょう!