こんにちは。1年マネージャーの半田明希です。

今回は11月10日に行われました、関東大学対抗戦Bグループ第六節・学習院大学戦の試合後レポートをお送りします。

第六節に至るまで勝ち星を手にできず苦しい戦いが続いていた一橋。この日は絶対に勝つという強い決意と気合がひしひしと伝わってきました。選手たちはずっと練習してきたアタックをやり切ること、1対1で倒れないことなどを目標に試合に臨みました。

試合メンバーは以下の画像の通りとなっております。

試合はホーム、一橋大学ラグビー場で行われました。

試合前の円陣。この日はアップからよく声が出ていました!

霧雨が降る中、ホームの声援を受けながら一橋のキックオフで試合が始まりました。

試合はいきなり動きます。敵陣でペナルティを獲得した一橋。#12濵口のキックで敵陣深くまで入り込みます。ラインアウトのスローワーを務めるのは#1北、正確なスローからモールを組み、そのまま押し込んで最後は#1北が左にトライ。少ない手数で確実に取り切りました。#12濵口のキックも成功し最高の形で試合に入ります。【一橋7-0学習院】

この日スローワーを務めた#1北のトライ!
#12濵口のコンバージョンキックの様子

この流れに乗って追加点をあげたい一橋。その後もFWが中心となって自陣からも積極的に体を当てて前に出たり、#10松尾の正確なロングキックで敵陣に入り込んだりするなど攻めの姿勢を見せ続けます。

学習院に攻め込まれる場面も、スクラムで優位に立ちペナルティを獲得したり、前に出る気迫のディフェンスでジャッカルに成功したりするなど、この日の一橋はピンチをチャンスに変えていくことができました。

正確なキックでチームを勢いづけた#10松尾
#5菊地の力強いラン

そして敵陣10mラインを少し超えたところからのラインアウトからトライが生まれます。ラインアウトをしっかり決め、パスを受けた#2佐藤が大きくラインブレイク。巧みなステップとコース取りで相手ディフェンスを次々とかわし、そのまま左にトライ。主将の雄たけびがグラウンドに響きました。#12濵口のコンバージョンキックも成功。点差を広げます。【一橋14-0学習院】

その後は一進一退の攻防が続きます。ディフェンス面では一橋のダブルタックルがよく決まり、一人ひとりが気迫のディフェンスをし続けます。アタック面においては#2佐藤の突破やパスを繋いで#14長田が大きくゲインする場面なども見られました。しかし、両チームとも細かい部分でのミスが目立ち、なかなか得点につなげることができません。

気迫のダブルタックル!

このまま前半が終了。今までの試合とは見違えるような正確かつ気迫あふれるプレーを見せる一橋にあたたかい声援が送られていました。この勢いを持続させ、ボーナスポイントも獲得したいところ。ハーフタイムでは、前半はリードして終えたものの、0対0というマインドで気を引き締めて後半に臨むことをチームで確認しました。

後半は学習院のキックオフで再開しました。一橋の勢いは変わらず、攻めの姿勢を貫きます。#4高田が倒れてもすぐに起き上がり、粘り強く何度も体を当てゲインに結び付けた場面は勝利への執念を感じさせました。攻守がころころと交代する展開が続きます。一橋は、センターライン付近でのスクラムで押し込み、そのままボールを展開して一気に敵陣深くまで攻め込みますが、ゴールライン一歩手前で学習院のディフェンスに阻まれます。

何度も力強い突破を見せた#4高田
終始優位に立ったスクラム

後半9分ごろ、一橋は敵陣22mライン付近でペナルティを獲得、この日安定していたスクラムを選択し、ボールが出るとFWを中心に愚直に体を当てて攻め込みます。最後は#5菊地が力強さを見せ、ゴール中央にトライ。#12濵口のキックも成功。【一橋21-0学習院】

FWが攻め込みます
見えにくいですが#5菊地のトライの瞬間です!

その後学習院が攻め込む場面も見られますが、#2佐藤のジャッカルをはじめとする一橋の防御を崩すことができません。

しかし後半の中盤、学習院に大きくゲインを許すなど苦しい展開を迎えた一橋。ひとりひとりがタックルで食らいつき、前に出るディフェンスで学習院の力強いアタックを必死に耐えます。最後に#7北原の素晴らしい低いタックルが決まり、学習院の反則を誘いました。学習院の長いフェーズを必死に守り抜きました。

攻撃に転じた一橋。ノックオンなどの細かいミスや相手ディフェンスに阻まれなかなか得点することができません。対する学習院も#17加藤がビッグゲインしボールを繋いで一気に一橋陣内に入りますが、一橋の#10松尾のタックルから#13山本がジャッカルを決め、攻撃の芽を摘みます。

その後も敵陣でプレーを続けプレッシャーをかけ続ける一橋。学習院がたまらず22mライン付近で反則をおかすと、一橋はショットを選択。#12濵口がしっかりとこれを決め、追加点をあげます。【一橋24-0学習院】

ランでも魅せる#12濵口
PGの様子。落ち着いて決める。

さらに一橋は畳みかけます。学習院のアタックが続きますが#13山本がタックルで押し返すと、相手のパスが乱れたところを#8榊原がボールを足にかけ、転がして#8榊原が左隅にトライ。#12濵口のコンバージョンキックは不成功。試合最終盤で4トライ目をあげ、ボーナスポイントの獲得も決めました。【一橋29-0学習院】

そのまま試合は終了しノーサイド。最終スコアは【一橋29-0学習院】で勝利いたしました。

互いの健闘をたたえます
笑顔で帰ってくるプレイヤーたち

佐藤組は対抗戦第六節にして学習院大学を完封して快勝し、はじめての勝利をつかみました。ディフェンス面では粘り強く守りきることができ、アタックに関しては練習の成果が発揮できました。安定したセットプレーや、一人ひとりの最後まで掴んで離さない執念を感じるタックルが印象的でした。

初めて見る対抗戦勝利の景色は素晴らしいもので、プレイヤーのはじけるような笑顔、安堵の涙やうれし涙、宙を舞うヘッドキャップ、目に入るものすべてに心が揺さぶられました。

歓喜の瞬間!

この勢いをそのままに、最終戦である上智戦も勝利して笑顔でシーズンを終えられるよう、選手一同練習に励んでおります。今後ともご声援のほどよろしくお願いいたします。

次回、対抗戦第七節・上智大学戦は11月24日(日)に一橋大学ラグビー場にて対戦いたします。13:00キックオフを予定しております。ホームで最終戦を迎えます。自由観戦となりますので、ご都合の合う方は現地にお越しください。また、InstagramやX(旧Twitter)で、試合情報やYouTube配信についてお知らせしておりますのでご確認ください。

次回のマネ日記もお楽しみに!