皆様こんにちは、4年主務、MGの小西です。私小西が書く試合後レポート、MG日記はこれが最後になると思われます。お付き合いください。
11月24日(日)に行われました、関東大学ラグビー対抗戦B 最終節 一橋大学VS上智大学の試合後レポートになります。
佐藤組の対抗戦を締めくくる最終節の上智大学戦。今シーズンは勝利が遠い厳しいシーズンとなりましたが、前節学習院大学戦で念願の勝利を掴んだ佐藤組の最後の戦いです。昨年も最終節を同じ一橋ラグビー場で戦い3点差の接戦で勝利、どのような試合内容になるのか。それでは参ります。
注目選手はやはり今シーズンチームを引っ張ってきた4年の3人。HO佐藤、SH鈴木、FB藤井だ。加えて、今回の試合の肝の1つである空中戦を闘うLO高田(3年)や前節怪我から復帰しPOMのSO松尾(2年)も注目である。また、
怪我人の復帰、1年生の成長などにより今回の試合メンバーは、シーズン始まって以来1番リザーブが充実している。まさに総力戦、全員の活躍に注目である。
13:00ちょうどに一橋のkickoffで試合は始まった。
試合開始早々に、一橋のシャローディフェンスで先制パンチを与える。自陣10mを越えたところでの上智LOアタックの二次アタックにて、CTB山本(3年)とWTB内村(3年)の強烈なダブルタックルが刺さりターンオーバーに成功、その後SO松尾のロングキックで陣地を回復する。
その後一度自陣深くに食い込まれることはあったが、粘り強くDFし失点を防ぐ。長い攻防が続き、SO松尾のキックを起点に敵陣へ侵入。その後はFW、BKが連携しながら、縦に強いアタックを進める。前半11分、LO菊地(3年)が力強くゲインし上智DFが中央に寄ったところを一橋BKが展開する。2枚余った状態でパスを受けたCTB山本が走り切りグラウンド左端にトライ。先制点は一橋だ。 今回の試合でプレースキックを務めるのはCTB 濵口(2年)。今回のキックは失敗。一橋5-0上智。
その後上智の反撃をくらい自陣深くに侵入されるも失点は許さず堪える一橋。トライの危機を脱してからは敵陣でのプレーが続く。NO.8榊原(2年)の突進などでゲインを進めるも、フェイズを重ねる中でノックオンなどのエラーにより得点までは結びつかない。その後も一橋ペースでアタックし続けるも、トライライン直前のパスを上智が綺麗にインターセプト、そこからパスを繋がれ中央にトライ。前半35分、キックも成功し一橋5-7上智と逆転を許す。
その後は点数の動きはなく前半終了。しっかり対策したLO DFでは2度のスティールに成功。両WTBの内村、長田(1年)のエッジの DFなどで失点は抑えられたが、一橋ペースの中でのインターセプトトライは大ダメージだった。後半再びペースを握れるか。
後半の最初は上智のアタックが続く。序盤にスクラムでコラプシングを受け自陣に食い込まれると、上智のSH西山の長い外へのパスを受けた15前畑が右側タッチラインを駆け抜けてトライ。キックは失敗し一橋5-12上智。
そこからの攻防で一橋側に負傷者が続出。FB藤井、FL北原、PR島村が負傷交代し、#23加藤(4年)、#22岩下(2年)、#17三添(1年)がグラウンドに。
その後得点のない時間が続く。相手ペナルティ後のSH鈴木のクイックスタートでゲインをした後に、敵陣でのプレーが続く。右側LOアタックでCTB 濵口がクラッシュ。彼はこの試合も安定して一次のセンタークラッシュでゲインを見せる。その後FWの近場のアタック、HO佐藤、CTB山本が中央付近でポイントを作り上智DFが寄ったところをSO松尾が外側への飛ばしパス。FL岩下、WTB内村とパスを繋ぎ内村がタックルを受けながらもトライ。キックは失敗するも、後半25分、一橋10-12上智と点数を詰める。
しかしその後上智大学が反撃。スクラムからボールを受けた10番大田がキレのあるランを見せ、内側へと切れ込みタックルを交わしながらトライラインまで走り切る。キックも成功、後半35分に一橋10-19上智と離される。
しかし佐藤組はここでは諦めるわけにはいかない。強気に前に出続け、敵陣でペナルティを獲得する。点数を詰めるためショットを選択するが、キックは失敗。
スロワーのPR北(2年)
疲労が足に溜まる中、チームは前進を続ける。FW陣がフェイズを重ね、SO松尾のパスを受けたNO.8榊原がラインブレイク。その後外へのパスをギリギリWTB長田が足にかけてドリブル、インゴールでボールを抑えた。CTB 濵口がドロップゴールでコンバージョンキックに成功。一橋17-19上智。後半39分、ラストワンプレーが残されている。
2点差まできたところでのラストワンプレー、ここを獲れば一橋の勝利、守り切れば上智の勝利。去年と同じく接戦となったこの勝負だが、終わりの笛は速かった。リスタート早々にボールを奪取した上智が数フェイズ重ねた後、ボールを外に蹴り出しノーサイド、ギリギリのところで悔しくも敗北となった。
最終節上智戦で悔しくも敗北。相手キーマンの大田がボールを持つ際には、グラウンドの15人だけでなく、リザーブメンバー、ノンメンバー全員が「大田!!」と叫ぶ。怪我人も出る中でのまさに総力戦、点差は2点だ。対抗戦5試合を負け続け、チームとして1からまた取り組んだ最後の2試合。間違いなくチームは成長していたし、FWが生んだモメンタムを活かしてBKが外で取り切る、理想のトライを2つも産んだ試合だったが、悔しい結果に終わった。
この悔しい気持ちを糧に来シーズン以降更なる飛躍を願う。
以上、試合後レポートでした。
佐藤組での対抗戦は1勝6敗、最終順位6位で終了となります。沢山の応援ありがとうございました。
これからは次の代に少しずつ切り替わりながらも、佐藤組の試合はあと2つ続きます。12/7(土)11:00KOのVS東京科学大学(旧東京工業大学)、12/21(土)11:00KOの三商大戦、VS神戸大学です。
これからもご支援ご声援のほどよろしくお願いいたします。