こんにちは、4年の篠田拓郎です。

りさこちゃんから直木賞もびっくりの部日記という異常なハードル上げに困惑していますが、読んで少しでも楽しんでもらえたらと思います。

私が入部した時は体重が60kgくらいしかなく中高も卓球部とあまり運動してこなかったので、ラグビーできるの?とまわりの人からかなり心配されました。

それでもここまでラグビーを続けて来れたのはタックルという武器があったからだと思っています。

入部した当初、ラグビーのことを何も知らなかった私は上手な他の部員に少しでも追いつきたい一心でがむしゃらでした。初めて出た試合では下手くそだけど少しでもチームの力になろうと、ボールを持った相手には自分のトイメンにいなくてもなりふり構わずとびかかっていきました。その時、先輩方にはじめての試合であんなに相手にとびかかっていくのはすごいと褒めてもらいました。私はまわりに追いつくことに必死でなぜ褒められているのか分かりませんでしたが、ここまで褒められてるのだから自分の武器はタックルじゃないかと徐々に思うようになりました。

しかし、タックルを武器にしたいと思っていても体の大きくない私は相手にはじき返されることも多くタックルすることに恐怖を感じていました。

その恐怖に打ち勝つため、私はタックルに入る時心の中で密かに意識していることがあります。

それは自分がももちだと思いこむことです。

ももちというのは元アイドルの嗣永桃子さんのことです。たまたまネットを見ている時に彼女の凄さを伝える動画を見て、彼女のプロ意識の高さに感動しました。私は元々アイドルがあまり好きではなく、アイドルなんて顔面の良いやつがキモイ男から金を搾取する酷い職業だというひねくれた考えを持っていました。ネットの動画をみて、彼女がアイドルとしていかに可愛く見せるかを研究したり、テレビ局に入れば常にアイドルとしての自分を振る舞って素の自分を見せないようにしていたということを知り、アイドルという職業でこんなにプロ意識が高い人がいるんだと驚きました。

その動画を見てから、私はタックルに入る時自分はタックルのプロで、ももちのようにプロ意識高くタックルするんだと思いこむようにしました。そう思い込むことでタックルが上手くなったかは分かりませんが、練習する時より集中力高くタックルができるようになったと思います。

練習を重ねてく内にタックルで相手を倒せるようになり、試合でも私のでタックルで相手の勢いを止めるようなプレーができるようになりました。タックルというものが武器になったことにより、運動神経が高いわけでもなく不器用な私がプレーでチームに貢献できるようになれたと思います。

まだ対抗戦で自分の満足できるようなタックルが出来ていませんが、今後武器であるタックルでチームに貢献します。

最後に、4年間の間一緒に過ごした同期、先輩、後輩、ラグビー部を応援してくださった方々に感謝申し上げます。

書いてみて最後の部日記が変な内容となり大丈夫なのかと不安ですが、次に部日記を書く玲ちゃんにはしっかりした内容のものを書いてもらえたらと思います。