今年度、新歓代表を務めさせていただくことになりました松原瑞樹です。筋肉に自我が宿って誕生したと噂される佐々木主将より部日記を託されました。

 凍てつく寒さが徐々に終わりを告げ暖かな春の兆しを感じさせる今日この頃ですが、花粉症を抱える私にとってはいささか厄介な季節がやってきたと思う次第です。マスク不足により花粉症の人が苦しみを味わう中、ありがたいことに、帰省の際祖母が大量のマスクを持たせてくれたためなんとか生きています。(おばあちゃん、ありがとう)

一方で、出会いと別れの季節でもあります。昨年度の堀内組の先輩方は卒業し社会へと羽ばたかれていきます。先輩方が居なくなる寂さからか、それとも花粉からなのか涙が止まりません。おそらく後者です。

 今日(3/10)、花粉症の私が流す涙とはまた違った涙が全国で流れるのでしょう。待ちに待ったというべきか、とうとう来てしまったというべきなのか、一橋大学の合格発表です。

自分が現役生の時この日をどのように迎えたのかを思い返してみました。

発表数日前、大手予備校の解答を閲覧し、得意科目であり易化したと言われる数学で大失態を犯していたこと気がつきました。試験の緊張とプレッシャーは人をおかしくするんだとつくづく感じました。整数問題にも関わらず導き出した答えは「解なし」、一橋だったらこんな問題も出しかねへんな(笑)と一ミリも疑うことなく次の問題へ、、。

もちろん合格発表で流した涙は絶望の涙でした(^。^)

合格発表までの期間、どれだけ徳を積もうとも結果は何も変わりませんでした。

 何をしようと結果は変わらない。ですが、その結果を踏まえて自分自身を変えることは可能だと思います。合否を踏まえて、ホッとして遊び呆けるのかそれとも次の目標を見つけるのか、落ち込んで絶望の末何もしないのかそれとも結果を受け止めてリベンジを果たそうとするのか。

昨年度の我々ラグビー部の戦績は1勝6敗。この結果は今更どうしようと変わることはなく、我々が突きつけられた現実そのものです。

この結果を踏まえてどうするか、どう生まれ変われるか。今、一橋大学ラグビー部の真価が問われていると言っても過言ではないでしょう。

 我々が高みを目指すにおいて欠かせないのが新入生の存在です。「ラグビーって痛いし怖そう、僕にはできっこない」と思っている人も多いのではないでしょうか。そう思っている人にこそラグビーという競技を知って欲しい。全ての人に活躍できる場が存在するのがラグビーの魅力の一つです。

先ほど、春は出会いの季節だと言いました。新入生のみなさんとの出会いを心待ちにしています。

キャンパスで、グラウンドで、お会いできる日を楽しみにしています。

ご精読ありがとうございました。

2020年度 新歓代表 松原瑞樹