バディあさだからバトンを受け取りました、4年マネ―ジャーの布施唯です。会議ばっかりやっていた時期に二人で行ったディズニー、最高に楽しかったね。
さて、4年生部日記も終盤を迎え、準備する時間は十分あったはずなのにいざ書きだそうとすると戸惑いを隠せませんが、最終戦を目前にした今の率直な思いを書いていきたいと思います。



先日、グラウンドの外から練習を見ながら、「みんなほんとに頑張ってるよね。なんかいいね。」と言ったら、平手に感想がババアだと言われました。睨み返したけど、あながち間違ってはいないかもしれません。黙々と個人練に励むバックスを見て感心したり、フォワードのモール練習を見て次節への期待を膨らませたり、マネージャーを中心にみんなで円になって談笑しながらダウンする様子にほっこりしたり。みんながこんなにも頑張っているんだから少しでもいいから力になりたい。みんなを勝たせてあげたい。4年間、特にこの一年はこればかりがモチベーションになっていた気がします。

マネージャーである私がチームを勝たせるなんて無理なことくらいわかっているんですけどね。結局のところ体を張ってトライをするのはプレーヤーで、私たちは外から祈るだけ。チームを直接勝利に導くことはできません。私たちがいくら頑張っても、大きな問題なく仕事ぶりを発揮しても、負けるときは負ける。あとちょっとという惜しい試合や、めちゃくちゃ気持ちが伝わってくるいい試合ほど、負けたときには何もできない無力さに悔しさがこみ上げる。だから先日の明学戦はあんなにも悔しかったんです。勝ちたいと声に出すことすらどこか他人任せのような気がしてしまうし、敗戦後に勝ちたかったと言うのも、選手を責めるような気がしてしまいます。 なんてもどかしく、矛盾だらけで複雑な世界なのでしょう。

しかし、考え方を変えると、ここにこそ醍醐味があるようにも思います。裏方であるということは「なにもできない」ともいえますが、「なんでもできる」ともいえるでしょう。自分の意識次第でチームのためにできることはいくらだって転がっています。正解なんてない、この無限に広がる可能性にはむしろやりがいしか感じません。その中でも最も「なんでもできる」4年目は最高に楽しかったです。ほんとうはもっと楽しかったんだろうなって思うと悔しくてたまらないけど。こればかりは仕方がないですね。


とはいえ、私がここまでがむしゃらになれたのは、マネージャーのやりがいがどうのこうのとかいう問題ではなく、同期が皆書いている通り、一橋大学ラグビー部だったからでしょう。

いつも楽しそうに、でも真剣に練習に励む先輩後輩プレーヤー、

一人ひとりは不器用なのに集まると驚くほどのバランスの良さとパワーを発揮するその頼もしさに、この代でよかったと何度も思わせてくれた同期プレーヤー、

4人揃ったときには「嬉しい」ではなく「やっと戦う準備が整った」という気持ちにさせてくれる最強同期マネ、

いつも明るく元気で、立ち止まるそぶりすら見せないくらいいつも一生懸命な後輩マネージャー、

技術的なことだけでなく、スタッフとしての心得や姿勢など、大事なことをたくさん示してくださった松岡さん、

いつまでも憧れであり続けてくれて、一番の見方でもいてくれた大好きなマネージャーの先輩方、

お忙しい中グラウンドに足を運んでくださり、どこまでもアツく導いてくださる監督コーチ陣、様々な形で支援してくださるOBOGの皆様。

特にこの一年は立場上、多くの方々と関わらせていただいて、いかに大勢の人がそれぞれの思いを胸に動いているのかを肌で感じました。マネージャー長の合格点には達していないかもしれないけど、このことに気付ける貴重な一年をいただいて、マネージャー長やってよかったなと思っています。

私は、このいろんな人の様々な思いが詰まった一橋大学ラグビー部が大好きです。繰り返しにはなりますが、正直、自分がやってきたことひとつひとつがどれだけチームのためになったかはわかりません。自己満足止まりも少なくないでしょう。赤黒に塗った足元を見るとほんとにバカだなって思います。それでも、私はこの部が大好きで、この部のこの人たちと一つでも多く勝ちたい。たとえひとつひとつが結果的に微々たるものだったとしても、こういう常日頃の姿勢やチームへの思い、勝利への執念でチームを少しでも動かせたらいいなと思うのです。マネージャーである以上、それくらいしかできないから、それを全力でやるんです。ちょっと無理矢理な気もしますが、4年間いろいろ考えたけど、結局マネージャーっていうのはすごく単純で、この部のことを好きでいればいいのかなって最近になって思ったりしています。

だから私は、最後の試合のノーサイドの笛がなって、みんなの努力が報われるその時まで、いや、その後の片づけまで全力で駆け抜けます。ラグビー部のマネージャーでいられる最後の最後まで、一つ一つの言動と行動にお節介かもしれないくらいの思いと勝利への執念、そして感謝の気持ちを込めて。今週末の上智戦、絶対に勝ちます。勝ちましょう!


次は伊東さん、お願いします!グラウンドに戻ってきてくれてめちゃくちゃ嬉しかったです。
例のごとく後ろが詰まっておりますので爆速でお願いします!