可愛いFWの後輩の1人であるカンタから引き継ぎました。カンタはいつも何気なしに俺を褒めてくれて、何を言っても受け止めてくれるから何でも言える大事な後輩です。俺もそんな可愛い後輩になりたかったなあ…。
 

大学通りの桜も散り、半袖のシャツを街中や自分の部屋で見かける機会が増えるにつれて徐々に夏の気配を感じる中、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。プレイヤー3年の河合です。ここ最近のことではありますが、自分がこのラグビー部に所属し、ラグビーをしている意味について考える機会が増えました。理由としては、自分が新歓を行う立場になった今、一年生の頃の自分がなぜこのラグビー部に入部したのかという理由を考えることで、今の一年生の立場により近づいて背中を押すことができると思ったからです。一年生の頃は自分が浪人していたこともあって単純にラグビーに飢えていました。ラグビーを欲していました。単純に、競技そのものが好きで入部したのだと思います。そうした過去を振り返ってみると今の自分との違いに驚きます。コロナ禍でラグビーができない状況が続いても、ラグビーに飢えている自分はいまいち見当たりませんでした。むしろ現状の生活に満足して、競技としてのラグビーに魅力をあまり感じなくなっていました。ラガーマンとしては致命傷であり情けないことだとはわかっていますが、この感情に嘘はつきたくありませんでした。しかし、こんな僕をグラウンドに引きつけたのは、この部活を、時間という命を削って支えている同期、マネージャー、先輩方、首脳陣でした。「この人たちがここまで考えて、時間を削ってやってくれているのだから頑張らない選択肢は俺にはない。」。その思いだけで今の僕は動いています。あんなに細かった日高が逞しくなってスクワットを180kgあげるようになった。大島が100kgになった。樋口が未経験のフロントローに挑戦して、いいスクラムを組めるようになっている。彼らが命を削り、本気で努力をしたのだから俺が頑張らなくてどうするんだ。その思い、そしてそう思わせてくれる存在こそがこの部活に僕が所属する意味なのだと自分の中で正解に辿り着くことができました。また、自分も誰かのそういう存在になれていたらなと思いました。

直接話すと、何を言った言ってないを忘れてしまうし、照れくさいので文章にしました。こうやって文字にすることで考えも深まります。ところで、部日記は深夜に書くものではないですね。深夜に書くと、自分の性格上どうしてもセンチな内容になってしまいます…。最後まで読んでくださった方々ありがとうございました。

次は松岡に回します。彼はツイッターでポエムをたくさん書いており、心打たれる作品も多くはありません。嘘が苦手な彼の部日記お楽しみに。