皆様こんにちは、4年主務の小西です。

6月2日(日)に行われました、東京地区国公立大学体育大会準決勝の東京大学戦の試合後レポートです。

15人制では佐藤組初の公式戦。準優勝した去年の村山組に並び、それを越えるチャンスを得られるか。チーム全員が勝利を願った一戦が始まります。

注目選手はやはりこの2人。主将を務めるHO佐藤(4年)と副将のSH鈴木(4年)だ。

佐藤は新チーム始動によりフロントローが大幅に変わったスクラムの中心、LOのスロワーとしてセットプレーの指揮をとる。

鈴木は佐藤組からSOを務める松尾(2年)とハーフ団を組みゲームメイクを行う。積極的にゲインを狙い、トライも取れるスクラムハーフだ。

他にも注目はBKからコンバートしたNO8榊原(2年)、公式戦デビューとなるWTB笠原(2年)だ。榊原の強力なヒット、笠原のタッチ際での強気なアタックが見られるだろう。

試合開始前

会場は一橋大学ラグビー場、我々に馴染んだグラウンドだが、台風の影響もあり悪天候の中での試合となる。14:00東京大学のkickoff、一橋は風下でのスタート。

試合序盤は東大のFWの猛攻にあい、風下であったことも影響して自陣でのプレーが続く。前半5分、ボールが乱れたところを東大SO桑田が補給しラインブレイク。大外に展開しゲインを切られる。鈴木、岩下(2年)が果敢に追いかけ一度窮地は脱するが、その後のターンオーバーから東大FWのピックアンドゴーが続く。前半7分、NO8清和がラック際を攻めこみトライ。キックは失敗。一橋0―5東大と先制点を許す。

#12内村のヒット

その後も敵陣奥に進むことはできずに時間が経過する。自陣左スクラムからの東大BKの一次アタックにDFラインをブレイクされ、ゴールライン間際まで攻め込まれる。その後もラックサイドの攻防が続くが前半26分、またもNO8清和がインゴール中央にトライ。追加点を許す。キックも成功し一橋0―12東大。

CTB内村(2年)の大外でのゲインやNO8榊原の縦をつくアタック、BK一次の華麗なパスワークでの一橋のゲインや、HO佐藤、FL長田(2年)のジャッカルなどのプレーも見られたが、トライチャンスまでは結びつかず。前半終了間際の38分。一橋のミスボールをうまく補球した東大FL磯崎がそのままボールをインゴールに運び、一橋0―19東大で前半終了。

#8榊原のヒット

前半にできたこと、できなかったことをチーム全員で整理し後半に挑む。スターターの15人のままメンバー変更はなし。

後半序盤からWTB笠原のキックカウンター、SO松尾のDFライン裏へのキックが刺さり、敵陣へ侵入。BK、FWが一体となったアタックを続けゲインし続ける。パスを繋げてHO佐藤がガウラウンド中央で強力なヒット、その次のフェイズで逆目に振り返し、FB濵口(2年)がラインブレイク、サポートについたCTB山本(3年)にボールを繋ぎフィニッシュ。後半11分、一橋の反撃開始だ。SO松尾のキックも成功。一橋7―19東大。

#10松尾のキック
#11笠原のキックカウンター
#15濵口のラインブレイク
#13山本のトライ

後半は東大陣地でのプレーが続く。HO佐藤の好調なLOスローは安心感がある。スクラムも押し勝ち一橋ペースで試合が進む。しかし、悪天候の中でのハンドリングミスや、東大の粘り強いDFもあり、ゲインはできるがトライまでは結びつかない。後半19分にはPR島村(3年)が交代し、FL北原(2年)がグラウンドに。怪我からの復帰戦となった島村はしっかりと仕事をこなし、今季からFWにコンバートした北原がバトンをつなぐ。スクラムのフロントは牧野(2年)がHOに入り最前線でチームを支える。

スクラム
ラインアウト
#2佐藤のゲイン
#9鈴木のラインブレイク

その後も激しい攻防が続く。一橋も綺麗な連携の中で強力なランナーがゲインを切るが、スコアはできず。だが、一橋のシステムDFがうまく機能し、素早いリロード、前に出るDFを行えた。その後も点数は動かなかったが、後半はボールポゼッション、テリトリーの両面から一橋優勢で試合が運び、試合終了の笛が鳴った。

最終スコア一橋7―19東大。後半で東大のアタックを0に抑えてことは大きな収穫だが、勝ち切ることはできず、決勝に駒を進めることはできなかった。

ディフェンスライン
試合終了後

一年生の出場機会はなかったが、日々の練習からチームにエナジーを与えている。体が少しずつ大きくなっている選手や、フィットネスで走り切る姿から、秋での活躍が期待できる。

残る春シーズン、夏の練習と菅平合宿を通してチームメンバー全員のレベルを上げて、秋の対抗戦でのリベンジを誓う。

以上、試合後レポートでした。今週末には山梨学院大学との練習試合が山梨学院グラウンドにてございます。観戦自由ですので、ぜひお越しください。

次のマネージャー日記、部日記もお楽しみに。