倶楽部会長挨拶
一橋大学ラグビー部は、大正11年(1922年)に創部され、令和4年(2022年)100周年を迎えました。
100年間ラグビー部として継続してこられたのは、創部から今日までの部員ひとりひとりのラグビーに対する情熱の積み重ねの結果です。大正、昭和、平成と時代が絶えず変化していくなか、部の存続が危ぶまれることも含め、幾多の困難を乗り越え、今日に至っています。
毎年毎年、真摯にラグビーと向き合ってきた部員は、卒業し社会人になっても「attitude」は変わらず、多種・多方面で活躍しています。同時に「一橋大学ラグビー部OB・OG」として、部の継続をいろいろな形でサポートし続けています。現役を絶え間なく支援するOB・OG、そして地域の支援者が多いのは他大学に類をみない強さとまとまりで、一橋大学ラグビー部の最大の特長といえます。
100周年を機に、進藤孝生前会長は、改めて「一橋大学ラグビー部とは何か。」との問いに、それは、「過去・現在・未来の若者たちが集う、時間と空間を超えた精神的な繋がり・共同体である。」と応えています。この精神をより明確にする目的で、いわゆるこれまでのOB会を「一橋大学ラグビー倶楽部」と改称いたしました。現役部員と卒業生OB・OG、当部を多方面から支えていただく関係者が一体となってこれまで以上にラグビーに情熱を注ぎ続け、一橋大学ラグビー部の次の100年を支えていこうという決意を含めた改称です。
今回この新生「一橋大学ラグビー倶楽部」の会長にご指名いただき、就任することになりました。よろしくお願いいたします。その任はとても重く受け止め、身も引き締まっています。同時に「一橋大学ラグビー倶楽部」の精神を継承し、継続させ、時代と共に進化・発展させていく事に大きな可能性も感じています。
すでに一橋大学ラグビー倶楽部メンバーの年齢構成は平成、令和年代がコアとなっています。ラグビー自体の変化への対応、少子化のなかでの部員確保、学校活動に留まらない社会的存在の必要性など、新しいテーマは次々と生まれてきます。将来を見据えOB・OG各年代のコミュニケーションを深める施策から始めていきたいと思いますが、みなさまのさらなるご協力ご支援が必要となります。今後も一橋大学ラグビー部の応援のほどよろしくお願いいたします。
一橋大学ラグビー倶楽部会長 池口徳也