こんにちは、こんばんは、2年マネージャーの白川珠羽です!

9月10日に行われました、対抗戦第一節・武蔵大学戦の様子をご報告させていただきます。

ついに迎えた対抗戦初戦の日。立ちはだかるのは因縁の相手、武蔵大学。我らが一橋はここ数年武蔵大学に勝利することができていません。しかしながら、約2週間にわたるニ部練や菅平合宿を経て、1歩1歩着実にチーム力を養ってきました。果たして、結果はどうなるか。

武蔵大学朝霞グラウンドは、9月にも関わらず真夏のような暑さに包まれていました。強い日差しが照りつける中、午後3時、キックオフの笛が鳴り響きました。
前半は一橋からのスタート。

早速前半2分、武蔵大学がペナルティを獲得し、ショットを選択。#14 蕪木が見事成功させ、先制点を獲得しました。(一橋 0-3 武蔵)
前節の試合展開を彷彿とさせるスタートでした。

前半22分、自陣手前5メートルでの武蔵ボールのラインアウトからモールで押し込まれ、#2 大西によるトライを許します。キックは失敗。(一橋 0-8 武蔵)しかし、すぐさま続いて前半26分、味方からパスを受けた武蔵大学の#9 金子が自らボールをゴールライン際まで運び、そこからピックで#5 石松がトライ。その後のキックはまたも失敗したものの、依然こちらの得点はなく差を広げられる展開となりました。(一橋 0-13 武蔵)

武蔵に勝ちたいという思いは人一倍強い、#5 後藤(4年)
味方を守る#4 村山(4年・写真左下)と#14 濵口(1年・写真中央)

チャンスが訪れたのは前半30分、ペナルティを獲得した一橋はショットを選択しました。キッカーは一年生ながらも春シーズンから目覚ましい活躍を見せている#15 松尾。彼の背中には計り知れない重圧がのしかかっていたのでしょう。惜しくもボールはポストの外側に逸れてしまいました。

息つく間もなく前半31分、武蔵大学のFLがハーフライン際から激走して22メートルライン付近までの大ゲインを見せ、パスを繋いで#5 石松がトライ。キックは失敗しましたが、一橋はさらに点差を広げられることに。(一橋 0-18 武蔵)

流れが変わったのは前半36分でした。敵陣5メートル付近からのマイボールラインアウトからモールで進み、隙をついて#1 山本が今節初トライを決めました。#15 松尾もキックを見事成功させ、先ほどのショットのイメージを払拭することができました。(一橋 7-18 武蔵)
ここで前半が終了。この流れのまま後半に臨みたいところです。

本試合初トライを決めた#1 山本(4年)の頼もしい横顔
#15 松尾(1年)の惚れ惚れするキック(写真右)

武蔵大学の背中を追いかける展開となりましたが、コーチ陣やトレーナーから鼓舞され、再び気持ちを一つにグラウンドに向かいます。

後半は武蔵大学のキックオフ。

ここで、まれに見る好プレーを披露したのが一橋の#2 佐藤と#14 濵口でした。後半10分、ハーフラインでパスを受けた佐藤が独走し、22メートルラインまでエリアを進めると、一見何もない・誰もいない空間にショートパントを蹴り入れたと思いきや、突如タッチライン際を猛スピードで駆け上がってきた濵口の姿が!!ドンピシャなキックパスを披露した佐藤と約50mを陸上選手並みに走り抜けてトライした濵口のプレーは、相手校関係者にも「美しい」と言わしめるほどの芸術的なものだったと誰もが評価するでしょう。もちろん#15 松尾によるキックは成功。差を縮めます。(一橋 14-18 武蔵)

華麗なプレーを見せた#2 佐藤(3年)。キックを蹴る前の独走のシーンです。

このまま流れをものにしたい一橋でしたが、後半17分、大きく左に展開した武蔵のBKを止められず、ゴール前のラックから持ち出した#5 石松による今節3つ目のトライを許すことになりました。#14 蕪木はキックを漸く成功させ、再び差が開きます。(一橋 14-25 武蔵)

何とか追いつきたいと諦めず攻撃し続けるものの、一橋のミスが目立ち攻めきれない時間が続きます。焦りの色が見える中、あと一歩が及ばずに刻一刻と試合終了時刻が近づいてきます。
終了間際の後半40分、マイボールラインアウトのチャンスを得、モールから飛び出した#2 佐藤が執念のトライ。時計が示すのはほぼノータイム。どうにか次のプレーにつなげようとキックティーを置く間も惜しんで放たれた#15 松尾のキックがまさかの成功(一橋 21-25 武蔵)
しかしその瞬間無情にも試合終了を告げる笛が鳴り、最終スコア【一橋 21-25 武蔵】でノーサイド。昨年度に続き、リベンジの機会は来年に持ち越しとなりました。

相手校への深々とした礼(手前:一橋大学 奥:武蔵大学)

村山組が対抗戦初戦を無事に迎えられたのは、OBの皆様、保護者の皆様による日ごろからの多大なるご支援のおかげです。心から感謝申し上げます。皆様からのご支援、ご声援を糧に、今年度の対抗戦での一戦でも多くの勝利、および目標としている【入れ替え戦出場】に向けて頑張ってまいります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

次回の対抗戦第二節は9月24日(日)に東京大学と一橋大学ラグビー場にて対戦いたします。自由観戦となりますので、ご都合があえば是非観戦しにいらっしゃってください。InstagramやX(旧Twitter)で試合情報やYouTube配信についてもお知らせしておりますのでご確認いただけますと幸いです。

初戦は悔しい結果となってしまいましたが、1トライ差で終わることができたことは勝ち点の関係上とても大きな功績であると言えます。次節は境遇の近い東京大学との試合です。昨年度と同様、勝利を収められるようチーム一同全力を尽くしますので、アツい試合をご期待ください。

それでは、次回のマネ日記もお楽しみに!