成田から回してもらいました、4年マネージャーの大谷です。

「いい感じの文章をいい感じのスピードで」ということでしたが、あと4日で残り8人、とどう頑張っても1日2本立ては防げそうにありません。すみません。

最近はというと、結論ファースト、400字以内、なんて文章ばかり書いているので、自分の思いの丈を好き勝手に書けることに少し戸惑いを感じています。冗長な文になるかと思いますが、どうかお許しください。

私は、自分の考えや想いを言語化してきちんと伝える、という行為を怠りがちです。無駄に色々考える割に、自己完結させることが多く、そのせいで誤解を招くことが多々あります。自分は心から楽しんでいても、相手には伝わっていなかったり。なので最後くらいは、この場を借りて自分の気持ちを言葉にできればと思います。

ラグビー部での日々は本当に楽しかったです。当然、多少の浮き沈みはあったものの、部活を辞めたいなんて思ったことは1度もなかったし、毎回の練習を楽しみにしていました。

取り繕ってない?とか言われそうですが、ちゃんと本心です。テーピングを巻くのも、「時間で~す」と叫ぶのも、水場でボトルを洗うのも、全部楽しかった。

正確には、マネージャーの仕事自体が好きで楽しかったのではありません。自分が普段グラウンドでやっていることを、見ず知らずの人のために楽しんでやれるかと聞かれれば、間違いなく答えはNOです。それでも日々のマネージャー業に楽しさを見出せたのは、ひとえに一橋ラグビー部のプレイヤーのためだったから。

それほどまでに大切なラグビー部から、留学を理由に離れた昨年。寂しさや、居場所がなくなるのではという不安に苛まれることもありましたが、それ以上に大きな“気付き”を得ることができました。それは、いかに自分が恵まれた環境にいたか、ということ。

ひたむきに努力するプレイヤーをそばでサポートできることが、
チームの結果に笑い、涙し、心動かされることが、
みんなと日常的に顔を合わせられることが、
どれほど幸せなことなのか、改めて感じることができました。

当たり前の日常は決して当たり前ではない。
一度ラグビー部を離れたからこそ気付けたことで、毎回の練習をもっと大切にしよう、そう思えた良い機会でした。

そういった意味では、コロナによる半年の練習停止もマイナスばかりではなかったのかもしれません。(言い聞かせ)

恵まれている、でいうと、人にも恵まれた4年間でした。

頼もしい同期プレイヤー。よりよいチーム運営のためにできることを考え抜く姿や、練習中に積極的な声掛けでチームを率いる姿を見た時、みんなの同期でいられることを心から誇らしく思いました。本当に素敵な人たちばかりです。4年間、カッコイイ姿を見せ続けてくれてありがとう。

最高の同期マネージャー。そばにいる時も、離れている時も、いつも心の支えとなってくれました。本当にありがとう。それぞれ持っている良さが違うからこそ、4人集まった時のバランスとパワーは、どの代にも引けを取らないのではないかと思います。引退後の同期マネ会では、積もり積もった話を気の済むまでしようね。

もちろん、同期だけではありません。

尊敬する先輩マネージャーの方々。どの先輩を思い出しても、ラグビー部への愛が強く、仕事ができる優しい方ばかりです。そんな先輩方から教わったことは、今でもラグビー部での私の軸となっています。

愛すべき後輩マネージャー。復帰してからは特に、頼りない姿や情けない姿をたくさん見せてしまいました。それでも何一つ文句を言わずに、ここまで一緒に部活をしてきてくれて本当にありがとう。私なんかよりもずっと頼もしくて、視野の広い、キュートなみんながいるから、来年以降のマネージャー組織も絶対に素敵なものになると確信しています。

誰をとっても心優しくて面白い先輩後輩プレイヤーに、マネージャーを頼もしく支えてくださる松岡さん、誰よりもアツい気持ちで指導してくださるコーチ陣の方々に、いつも変わらぬご支援をしてくださるOBOGの皆様、保護者の皆様。

多くの方の支えがあって、今私は楽しく部活ができています。この場を借りて心から感謝を申し上げます。

文章にしてみると恥ずかしいことも多いですが、自分の気持ちをきちんと言葉にして伝えるという目的は果たせたような気がします。

最後に。

支えてくださった全ての方への感謝を込めて、マネージャーとして、4年生として、やれることは全てやって最終戦に臨みます。
今週末、全員で戦って、全員で笑いましょう!

次は詩織に回します。いつも通りの可愛らしい詩織口調の文章、期待してます!