こんばんは。みうからバトンを受け取りました、主将の菊地真吾です。
みうとは、彼女の書いている通り英語のクラスが同じでした。新歓期、授業のたびに「まだ入らないの?」と目で訴えかけてくる彼女の勧誘もあり、僕はラグビー部に入部することができました。1年生の時に僕が部を離れフラフラしていた時期も、彼女は気まずい空気を出さず、そっとしておいてくれました。あの頃はまさか僕が主将を務め、みうがマネージャー長をやることになるなんて思ってもいなかったので驚きですね。
今日は11月29日(土)最終戦となる学習院戦の前日です。部日記を書かなければと思っているうちに、気づけばこんな時間です。今は阿久津飯から帰宅したところです。阿久津さんいつもありがとうございます。この後には2年間続けた試合前のルーティンである山本大との銭湯が控えています。明日に備えて少しでも体を休めたいので、今日の日記は短めに綴らせてください。
本来であれば、この1年を振り返り、部員一人一人への熱い思いを整理して伝えるべき場所かもしれません。でも、それは全てが終わってから、改めて言葉にしようと思います。今回は最終戦を前にした僕の頭の中にある感情を、ありのままに書き留めさせてください。
今、僕の胸にあるのは、明日勝てるだろうかという不安と、それを凌駕するほど勝てると信じられるまでやり切ったという自分たちへの誇りです。 この1年間、チームのみんなは本当に頑張ってくれました。心からそう思います。 一橋大学ラグビー部はスポーツ推薦のエリート集団ではありません。経験も動機もバラバラなメンバーが集まり、今年も最初は思いがバラバラでチームの方向性が定まらない時期もありました。
主将である僕は、誰よりも高いモチベーションでいるのが当たり前です。でも、全員が同じ熱量を維持するのがどれほど難しいか、僕にも痛いほど分かります。僕たちは常勝軍団ではないし、15人で戦うこのスポーツでは、個人の努力だけでチームを変えることは難しく、人数も少なく怪我人が出て練習すら満足にできない日々もありました。 昨年の苦しいシーズン、そして今年も春の国公立で敗北した時など、今年もだめなのか。どれだけ足掻いても未来は変えられないのか。と少し思ってしまう、そんな弱い自分が、僕の中にさえ顔を出した瞬間がありました。
ただ、そんな中でも少しでもチームが前に進めるように、ひたすら考えて、行動してきました。そして、みんなは投げ出さずにそれについてきてくれました。本気になって協力してくれました。努力が必ず報われる保証なんてない中で、きつい練習にも向き合い、なんとか前を向いてくれました。 その答えが、成城上智での勝利だと思います。春のままの僕たちなら勝てなかった相手に、一人一人の努力の積み重ねで勝ち切ることができました。
成城、上智に勝つ瞬間を今年のチームで経験できて本当に良かった。でも、成蹊戦で5-14に追いつき、大興奮したのちに負けた瞬間は本当に悔しかった。 来年のチームでも、きっと今年のように辛くなる瞬間は来ると思います。それでも、今年の成城、上智戦を超える熱狂を起こすべく、諦めずに前を向き続けて頑張って欲しいです。
明日の学習院、相手もベストメンバーを揃えてきていて、個の強いプレイヤーも多い。去年のようにはいかない強敵だと思います。 ただ、今の自分たちなら勝てる。単なる綺麗な言葉ではなく、本当の意味でこのチーム一人一人の気持ちは一つになっていると感じます。間違いなく今が一番良いチームです。
明日、やってやりましょう。 これまでの辛さも、悔しさも、全てをぶつけて、相手を圧倒して、最後はみんなで歓喜の雄叫びを上げましょう。
このチームで、みんなとラグビーに夢中になれて良かった。関わってくれた全ての皆さんに本当に感謝しています。
拙く短い日記になってしまいました。長編は気が向いた時に更新します。
明日、グラウンドで。おやすみなさい。おわり。
続き。
引退してから部日記を更新しないとと思っていながらも、書いては消してを繰り返し、こんなにも長い月日が経ってしまいました。学習院には無事勝ててよかったです。必死になって頑張った甲斐がありました。続きをいつか更新すると書いてしまったので、ここには自分がラグビー部に所属していた痕跡として、自分のこの部活への思いを残しておきます。
改めて、僕は一橋ラグビー部に入って、ラグビーをすることができて良かったです。ラグビーをやるためにこの大学に入った人はほとんどいないチームだけど、ラグビーに打ち込み、仲間と本気になれるこの部活は素敵な場所でした。僕はラグビー部に入ってからすぐに一度部を離れたこともありましたが、本当に戻って良かったなと思います。一橋ラグビー部にはたくさんの人間がいて、それぞれがいろんな思いを持って活動していて、動機はバラバラかもしれないけど、あの瞬間全員で勝とうと本気になれた経験は何よりもかけがえのないものでした。
引退した今でも、武蔵戦でのファーストトライ、成蹊戦での1トライ差に追いつく瞬間、上智戦での最後のトライを見返すと、心が震えます。あの興奮やワクワク感は、この先の人生で味わえるのでしょうか。仲間と一緒に目指したトライ、勝利ほど嬉しいものはありません。僕としてはこの部活を通じて生涯の仲間が増えたような感じがしています。これから先何があっても、ここで出会った仲間たちがいれば僕は幸せになれる気がします。
ただ、前にも書きましたがこの1年間は本当に辛い時期もありました。4月に成蹊に想像以上にやられて、国公立負けて、慶應にも負けて、苦しい時間が長かった。本当に僕はみんなに助けてもらえました。学生主体という環境と、自分のよく分からない責任感の強さから、苦しみ、寝ている間もラグビーの悪夢で起こされることもありました。ただ、そうした中で、自分と同じくらいに苦しみもがいてくれる部員がいたから、それも乗り越えることができました。今年1年の苦しい期間を乗り越えた成長は本当に個人としてもチームとしても大きかったと思います。この経験はこれから先の人生でも役に立つ気がするし、本当に大切な人生の思い出です。
今ラグビー部に所属しているみんなにも、いろんなモチベーションのメンバーがいて、やめたいとか、やる気出ない、他のことやりたいとか人それぞれもしかしたらあると思います。でもやった先にはいい経験が待っていると思います。 今年の対抗戦での勝利でラグビーっていいなって思ってくれた人がいてくれて、もう少しラグビー頑張ろうって思ってくれた人がいたら、僕はすごく嬉しいです。 今日からシーズンは始まるみたいだけど、俺の考えとしては、やるからには本気になってやんないと意味ないし、もったいないと思います。本気でやって、本気で楽しんでほしいです。
あと、今年はラグビーを絶対にやらないと言い張ってきたけど、できる範囲で恩返しはしていきたいと思っています。
最後に、簡単にですが皆さんへの想いを書かせていただきます。一人一人への細かい想いは、今後の人生で伝えていきます。
望月さん、増田さん、久保さん、岡村さん、田口さん、OBの方々
本当に1年間お世話になりました。個別に連絡させていただきましたが、重ねて御礼申し上げます。何かにつけ迷惑をおかけしっぱなしの僕たちでしたが、皆さんの支えがあり、最後なんとか4連勝して終えることができました。皆さんから学ぶことだらけの1年間でした。自分たちの主体性を大切にしてくださりながら、困った時に助けてくださる、本当に恵まれたサポートをいただけました。
松岡さん
本当にお世話になりました。もちろん、怪我のリハビリでもお世話になりましたが、今年は近くにいる大人として意見をいただき助かりました。いろいろおっしゃっていただく中で、「一勝で終わるかもね」と言われることに対しての反骨心で頑張ることができました。
島田組の皆様
いろいろとご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした。ただ、島田組の皆さんの人柄に惹かれ、この部活に入ろうかと思えましたし、こんな自分に対して戻ってきた後も優しく接してくださり、大変感謝しております。
村山組の皆様
まずは僕を新歓してくださり本当にありがとうございます。今でも2年生の頃の対抗戦初戦、武蔵戦のことは鮮明に覚えていて、申し訳なく思っています。ただ、そうした時も優しく寄り添ってくださる皆さんのおかげで僕は腐らず最後まで本気でラグビーをやり切ることができました。ありがとうございました。
佐藤組の皆様
今振り返ると、全然ダメな3年生だったなと思います。4年生が少ない中で、せめて自分にできることをしようと思っていたのに、むしろ大輔さん、じょうさんに頼りっぱなしでした。4年生になって初めて、あんなに大変な思いで苦しみながらやっていたんだと気づくと同時に、それを難なくこなしているように見えた2人は本当にすごいなと改めて思いました。小西さん、藤井さん、藤沢さんも優しくしてくださりありがとうございました。皆さんが先輩でよかったです。
3年生
羨ましいくらいまともで優秀で、ラグビー的にも人間的にもすごくいいものを持っていると思います。しょうは引っ張ってくれると思うから、それに周りも対等に意見を言い合えることができれば、すごくいいチームになるのではないでしょうか。FWが抜けて大変なこともたくさんあるし、今もOBの方からたくさん指導してもらっているかもしれないけど、みんななら大丈夫です。こんな俺たちでもなんとかなったから。今は就活を頑張らせてもらってるけど、落ち着いたら一旦グラウンド顔出します。
2年生
俺たちと同じような悩みを抱える学年になるのかなと勝手に思っています。他の人にリーダーシップが足りないとか言われるかもしれません。だからこそ、今いる全員が最大限の力を出し合って協力していろいろなことを乗り切っていって欲しいです。三添が悪いと言っているわけじゃ全くないのだけど、やっぱりリーダー以外の人間がどれだけリーダーシップを発揮できるかで組織としての強さが決まると思うし、リーダーの負担軽減にもなると思う。だから俺はそういうのじゃないからいいやって思うんじゃなくて、全員が当事者意識を持って頑張ってほしいなと僭越ながら思います。かんばら、てる、こうじ、お前たちの成長にこのチームの未来がかかってるぞ。
1年生
まずは今年ラグビー部に入ってくれてありがとう。みんながいなかったら今年のチームどうなっていたんだろうかと思います。ラグビー的にも能力の高いメンバーがいるだけに、来年は遠慮せずにもっともっとチームに働きかけて欲しいです。下級生のうちからどんどん働きかけて、3年生、4年生を支えてやって欲しいです。あと、同期の仲がいいのは素晴らしいと思うので、その関係でいつまでもいてください。
同期へ
まず何よりも戻ってきた自分を受け入れてくれてありがとう。なんやかんや好きです。いろんな感情を抱くことがあったけど、今はこのメンバーが同期で良かったと思ってます。途中からなかなか集まれなくて、この冬も顔を合わせられていないけど、これからもたまには集まって飯でも旅行でもいきましょう。来年も11人中6人は社会人にならない素晴らしい学年だから、社会人になる人、有給とってみんなで遊ぼうね。
僕は一橋大学ラグビー部が好きです。本当に皆さんありがとうございました。
菊地真吾
