はじめまして。こんにちは。同期の二村からバトンを受け取った一年プレイヤーの瀧瀬元躍と申します。たきせもとやと読みます。

唯一同期の中で初心者プレーヤーとして入部しました。新歓の試合観戦まではラグビーを知る機会は殆どありませんでした。小中高とラグビーをやっている友人も誰一人おらずほぼ無縁のスポーツでした。ワールドカップで結構話題になったスポーツという記憶が微かにあり、あとは高校の部活の練習試合で奈良県の御所実業高校に行ったときに、顧問の先生が花園準優勝校と言っていたので、ラグビー強いんだと知ったことくらいでしょうか。大学入学前に色んな人から、取り敢えず入る気がなくても、いろんな団体を見たほうがいいぞというアドバイスのもと、いろんな団体に見学に行きました。そこで最初に見に行ったのがまさかのラグビー部でした。

4月10日10時からキックオフのため、当時住んでいた大田区から長い長い南武線に揺られ、谷保駅に下車し、集合場所であった東キャンパス前に向かっていました。大学の体育会はかなり練習が厳しい印象があり、新歓に来たけど、なんかしらんけど殴られるんとちゃうかと思うほどビビっていました。正直通学して約5回目の谷保から大学への道は一番長いように感じられました。少し早めに着いて西キャンパスの池の近くのベンチで亀を見ながら一服し、9時50分を回ったところで集合場所に向かおうと腰を上げました。

そしたら、東キャンパス前でアップティとラグパンを履いた巨人が自転車に跨ってスマホを触っていました。そうその方が3年生の村山先輩でした。「でかいんじゃね?」と言われ、全然及びません及びませんと思いながら数分話していると次に戦車のような重厚な自転車に乗った白石先輩と長袖、長ズボンの真っっっ赤な一橋のジャージを着た小曽根先輩が来ました。全員ごつかったので少しビビりましたね。そこで同期の二村にも初めて会いました。身長でけえというのがはじめの印象でしょうか。グラウンドの方へ向かっていきました。

グラウンドの3段くらいの銀色のベンチの一段目に腰を掛けると、途中から同期の島村が僕の右に座り、確か左にはこれまた同期の牧玄(次の部日記を担当する牧野玄)がいた気がします。先輩から「瀧瀬に試合見ながら解説してやって」と島村は言われましたが、沈黙が続いていたのは今でもはっきり覚えていますね。牧玄はというと…会話するどころか顔すら合わしてないですね。多分。二人共今とは大違いですね。まあ初対面だから仕方ないでしょう。

試合が始まりましたが、ルールのわからない僕は正直何も理解できませんでした。相手側のキックをサイドのコート外でボールキャッチして中の方にボールを送るのを見たときにはサイドの線いらんやんと思いましたし、スクラムを見たときは理解不能でした。真ん中の人は沢山の人に囲まれて暑くなって死んじゃうんじゃないかと心配するほどでした。試合が終わり、観客に対して一列に並んで礼をする姿がとてもかっこよく、当初見るだけ見てみるかと軽い気持ちで見に行ったラグビー部に想像以上に惹かれましたね。

こうしてラグビー部に入部して3ヶ月が経ちました。体重、体力、筋力、知識面すべてがまだまだ未熟で至らない点が多く、もっと頑張らないとなと感じています。そんな僕でも指導してくださる先輩方には感謝しています。ありがとうございます。

次回の日記は豊橋が産んだ路上の伝説 牧野 玄くんです。きっとパンチライン多めの日記を彼は書いてくれるでしょう。乞うご期待ですね。