1.経緯
2008年、一橋大学ラグビー場人工芝募金会と一橋大学の尽力で国際レベルの人工芝ラグビー場が完成した。
資金は倶楽部会員が主体となり、募金活動を行った。大学、その他利用団体が協力した。
発展途上の人工芝について、国内外のトップレベルの情報を収集し設計した。
国際ラグビーボード(IRB)[現ワールドラグビー(WR)]の規則に準拠し、検査に合格した。
このラグビー場を鍛錬の場として、学生の本分を発揮し、叡智、勇気、規律、国際性に溢れたプレヤーが育ち、国家・社会に有為な人材の輩出を目的とする。
2.一橋大学ラグビー場維持管理委員会(以下「委員会」という)の役割
一橋大学ラグビー場の維持・管理について大学に協力し、提案する。
開発途上の人工芝の技術情報を収集し、長期利用を図る。
一橋大学ラグビー部がラグビー場を良好な状態で最大限利用できることを目的とする。
ラグビー振興のため希望する外部団体を選別して、利用を認める。具体的には、利用希望団体の利用申込を 受け、調整し大学に届ける。
3.2024年度の方針
人工芝は開発途上であり、引き続き人工芝の利用による経時変化を定期的にモニターし、維持管理上の課題を 明確にする。具体的には、利用実績、人工芝の経時変化を追跡し、将来の利用方針を立案し大学に提案・協議する。
従って、他団体に対しては抑制的利用とし、利用回数の制限、利用方法の制約、清掃等の環境整備への協力等を条件とする。
ラグビー場を現在利用している学内団体は、ラグビー部、男女ラクロス部であり、学外利用者は利用希望日の原則3ヵ月前までに「委員会」へ利用申請し、スケジュール、内容を勘案して「委員会」にて受付可否を判断し、大学の許可を得た上で、利用を認める。学外利用者は維持管理のために1時間当たり6,000円の使用料金を大学へ直接支払う。
将来予想される大規模修繕等の定期メンテナンス計画、日常の管理方法、利用方法、資金調達方法を調査検討する。
「委員会」は定例的に集まり諸問題を検討し、その活動内容は必要に応じて役員会(一橋大学ラグビー倶楽部)に報告する。
4.一橋大学ラグビー場の仕様
竣工2008年 所在地 東京都国立市東3丁目10-4
IRB(国際ラグビーボード)規則準拠 人工芝検査規則22条準拠実施済
フィールドオブプレイ面積100m×67m インゴール10m
人工芝深さ65mm 砕石層150mm 面状排水材・散水設備設置
アップ場(砂入り人工芝)15m×60m 観客席100席
施工 長谷川体育施設㈱ 人工芝製造 積水樹脂㈱
5.一橋大学ラグビー場維持管理委員会(2024年度)
委員長 小林 吉文(昭和49年)
委員 澤村 和男(昭和50年)、渡邉 和男(昭和52年)、中田 敏郎(昭和52年)、増田 宰(昭和55年)、田口 航平(平成29年)、藤井 大河(学生)