こんにちは。2年生の岩澤です。愛寧の運転手という設定で、割り込みさせてもらいます。まほさんに月曜日には書き終わらすと言いつつも、期限を大幅にすぎてしまい申し訳ないです。先週は海洋大学との初戦に勝ちましたね。とてもめでたいことです。
序論が長くなってもしょうがないので、早速話を進めていきたいと思います。自分は今年の春から部活を休部、そして学業も休学という道を選びました。休学まで?という疑問を持たれる方がたくさんいらっしゃると思うので、その話をしようと思います。去年の冬オフを経て、もうラグビーをプレーしたくないという思いがより大きくなっていました。大きな理由は二つあって、怪我とポジションの問題です。ポジションの話からすると、自分は大学で1年間プロップとしてプレーしました。ただ、自分はもともとスクラムというものがあまり好きではなく、嫌々続けることに飽きてしまっていました。続けて怪我の話に移ると、去年の春、まさに今行われてる国公立大会の初戦、東工大との試合で、右の足首が相手に挟まれて、怪我をしてしまいました。みんなそうだとは思うんですけど、怪我をしてしまい、プレーをするたびにその怪我の瞬間が脳内で再生されて、プレーすること自体がどんどん怖くなりました。そして去年の12月、村山組としての初試合である東工大との練習試合で、肩が一瞬外れる感覚を味わいました。その時は少し筋肉が痛んだだけなんだろうと思って試合はやりきりましたが、今思おうと、外れていたのだと確信しています。この肩の怪我は、自分の一番得意とするプレーであるコンタクトや、ラックでのプレーに大きな躊躇を生みました。そのまま、島田組最後の公式戦、三商戦で、最悪のプレーを見せ、冬オフを迎えることになりました。冬オフ中は、ウェイトばっかりの時期でしたね。ウェイトは数字にすぐ結果が出てくるし、グラウンドに出ることは何もなかったので、熱中することができました。特にSQに関しては、同期の高田と切磋琢磨して、とても成長して、楽しくできていました。ただ、やはり冬オフの終わりが近くなってくるほど、プレーすることを考え始めると、怪我した瞬間が脳内で再生されて、どんどんプレーする瞬間が嫌になってきました。そのようなメンタル状態で練習に入り、左足首まで怪我をしてしまい、それが「部活を辞めたい。」と思う決定打になりました。
ただ、今はやめたいという思いはあんまりないです。グラウンドに行ってない間もラグビー部のいろんな人が連絡をしてくれて、今回の国公立大会の時も必要とされていて、この人たちに愛されているのだという実感が湧きました。そのような人たちの期待を裏切ることはできないと思い、国公立大会は、自分ができる最善のサポートができるようにしようと思っています。
みんなそうだと思いますが、自分は自分が誰なのかわかっていない状態がかなり長く続いています。一橋大学に関しても、あんまり考えることなく、落ちてもいいやぐらいの適当な心持ちで受けていました。法学部に入学したんですけど、学部の勉強が面白いわけでもなく、学部以外の勉強でも興味を持てないことが多く、そもそも学生としての生活をあまり活用できない気がして、このままだとやめそうだと思いながらも、部活があるし、なんとか通うかという感じでした。ただ、部活に関してもネガティブ思考になってしまって、このままだともうどうしようもない、という状況になってしまって、休学という手段を選びました。
じゃあ休学中は何してるの?ということを思う方がたくさんいらっしゃると思います。簡単にまとめると、主には自分探しに没頭しています。もともと音楽とか国際交流、歴史とか、いろいろな興味があって、本当に自分が何をしたいのかはあんまり分かってなかったんです。最近は、国際交流っていう感じのことをやってます。話すと長いんですけど、自分は父が韓国人で、母が日本人といういわゆるハーフという存在です。ただ、自分は、生活している上で、日本にうまく融和できているのかという疑問があり、だったら日本にいる韓国人はどう思い、行動しているのか確かめてみればいいのではないかと思い、最近行動に移しています。最近自分が入った団体が二つあって、一つ目が一橋韓国人留学生会、二つ目が在日韓国留学生連合会というものです。一つ目が大学内、二つ目は関東地域の大学の集まりという感じのイメージです。ここでの活動で、どうすれば韓国人が日本に適応できるのかだったり、日本人との交流をいかに増やすことができるのかということを模索しています。
このようなことができるのも、自分が入っている団体が一橋大学ラグビー部だからと思います。仲間に熱い人がたくさんいて、お互いのことが理解できる人たちが集まって成立している集団です。本当に感謝しています。復学した後は、ラグビー部をどう支えていくかについて考えています。最近考えているのは、一人でできるかどうかはわからないんですけど、分析官みたいな役職が、マネージャー以外のスタッフとしてあればいいなと思ってます。もちろんプレーヤーが動画見たりするのがいいとは思うんですけど、プロじゃなくて、学生である限り、全てのプレーを仔細に見るのは不可能だと思うし、それならば、分析チームで、個人の得意なプレーやよくする反則だったり、練習同士の比較とか、個人では気づけないことに気づけるかもしれない、と最近は思ってます。このような形だったら、ラグビーは好きだけど、プレーするのはもういい、という感じのひとでも、ラグビー部に巻き込むことができるし、もっともっと一橋大学ラグビー部を魅力的な集団にできるのではないかと思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。次回誰が書いてくれるかは、自分はあえて隠しておきます。楽しみにしてください!