みなさん、こんにちは。ラグビー部4年の小曽根壮です。じゅんからのバトンです。

じゅんは私にラグビーを教えてくれた恩人です。公園練習でパスを彼に教えてもらっていた時代が懐かしいです。ラグビー部だけでも忙しいのに、それに加えてタッチの代表活動を頑張っている彼には尊敬しかありません。飲み、行こうな。

早速ですが、本題に入っていきます。

先日、立川のTOHOシネマズにて「ミッション・インポッシブル」の最新作を観賞してきました。公開からやや時間は経ちますが、つい最近まで図書館で「修行」をしていた私はその存在すら把握しておらず、今は徐々に人間社会に戻ってきた感じがしています。

タイトルにあるYour mission, should you choose to accept itとは、「ミッション・インポッシブル」シリーズの作品に必ず登場する有名なセリフです。各作品の冒頭で、このセリフ後にTom Cruise演じる主人公Ethan Huntは具体的なミッションを与えられ、それを引き受けるかの選択をします。一度引き受けると彼は高層ビルを登ったり、崖からバイクで飛び降りたりとだいぶ「ヤバめ」なリスクを冒しながらも、ミッション達成のために命を懸けて奮闘します。映画の世界とはいえ、Huntのこうした姿勢や執念に毎回感動を覚えます。

ただ、感動だけで終わるのはもったいない。

そこで、練習に復帰した今の自分に本作品を活かせないかということを少々考えてみました。そして至ったのは自分にもミッションがあるはずで、それを引き受ける選択をしよう(choose to accept)という結論です。ということで、今回は自分のミッションについて書いていきます。

まず、私のミッションは下記の通りです。

「チームを明るくせよ。」

とてもシンプルです。でも、これこそが私が今のチームに一番貢献できることです。決して現状が暗いという訳ではありませんが、より明るくする要因なんていくらあっても困らないと思います。加えて、じゅんの前回部日記の言葉を借りれば、自分は「お調子者」です。タイ生まれの南国スピリッツで、「お調子者」なりに今のチームをよりよく出来ると信じています。

上記ミッションを達成するべく、具体的に3つをお約束します。

まず、レスポンスを徹底します。何かを言われたときに返事をすること。これはできて当然ですが、息が上がっていたり意識していなかったりすると案外難しかったりもします。また、話している側もレスポンスがあった方が発信しやすいと思います。そこで、どんな些細なことに対しても必ずレスポンスをしていきます。

次に、ポジティブ・リアクションを徹底します。誰かが良いプレーをしたときは、誰よりも誉めの声がけをします。そして、誰かが頑張っているときは、誰よりもモチベートする声がけをします。鬱陶しく思われてもやります。一人ぼっちにはさせません。「スーパー・ポジティブ」ことブライアンに負けぬよう、ポジティブ・リアクションをし続けます。

そして、グランド内外でのコミュニケーションを徹底します。自分はラグビーがそこまで上手ではありません。でも、おしゃべりは得意です。だからこそ、グランド内では周囲からアドバイスや意見をどんどん聞いていくと同時に、自分が思ったことがあれば積極的に発信していきます。また、グランド外ではどんな話にものります。真面目な相談でもしょうもない雑談でも構いません。とにかくいっぱいお話しましょう。互いに無関心な集団よりも「絆で結ばれたチーム」の方が絶対に一つにまとまれるし、強くなれると思います。

多様な部員が集まっており様々な事情を各自が抱えていると察しますが、各部員が一橋大学ラグビー部に所属していて良かったと思えるように、そして、自分自身が所属していて良かったと思えるように、Ethan Huntのようなたいしたことはできませんが上記のことを徹底します。そうすることで、繋がりを広げチームを明るくします。

今回の部日記の本編は以上となります。続いては、お世話になった方々へのエンドロールです。映画館での観賞と同様に、最後までお付き合いいただければ幸いです。

まず入部以来、たくさんの方々から多大なるご支援・ご声援をいただきました。加えて、多くのご縁や経験にも恵まれ、感謝の念に堪えません。本当にありがとうございます。

小林さん。グランド関連のタスク全般において未熟な私を何度も助けていただきありがとうございました。

やおぎんさん。いつも笑顔で迎え入れていただき、美味しいご飯を提供していただきありがとうございます。

阿久津さん。丸信でたくさんご馳走していただき、国立組の絆を強めていただき、ありがとうございました。

竹内さん。筋トレのいろはを叩き込んでいただきありがとうございました。2年生の時に対抗戦に出場できたのは、竹内さんのご指導のおかげです。

田口さん。高校生招待試合の際の大学との交渉に入っていただきありがとうございました。また、監督としてチームに携わっていただきありがとうございます。

松岡さん。松岡さんにコンディショニングの重要性を教えていただいた結果、「健康オタク」になることができました。心身ともに鍛えていただきありがとうございました。

先輩。きついときに先頭に立ってチームを引っ張る先輩、後輩の悩みを自分のことのように真剣に聞いてくれる先輩、チームのことを常に考えて行動する先輩。ラグビー部でたくさんのかっこいい先輩方に出会えて自分はとても恵まれていると感じます。本当にありがとうございました。皆様によくしていただいた分を少しでも多く後輩たちに還元していけるよう、残りの現役生活を過ごしてまいります。

後輩。ラグビー部では先輩だけでなく、心の底から尊敬できるたくさんの後輩にも恵まれました。本当にありがとう。自分はプレーで魅せることができずに恐縮ですが、それでもやれることはやっていくつもりです。みんなのラグビー部生活が最高に充実したものになるように協力させてください。

同期。シャイなので真面目な話は飲み会のときにします。とりあえず、残り4試合みんなで戦い抜いて勝とう。

ベルモン(猫), love you. 

両親。お父さんとお母さんには到底感謝しても仕切れません。僕を産んでくれて、愛情を注いで育ててくれて、様々なチャレンジをさせてくれて、僕の良き理解者かつロールモデルでいてくれて、本当にありがとう。家族の一員でいられて幸せです。もう少しお世話になりますが、これからもよろしくお願いします。必ず恩は返します。

最後に次回予告です。

次回は、ヤマカン(先生)こと山本寛太にバトンを繋ぎます。正直、自分がここまでラグビー部にいられたのは彼のおかげです。彼と接種するアルコールが大体の嫌なことを洗浄してくれました。ディズニーや飲み会で喧嘩したのも今となっては笑える良い思い出です。極めてしょうもない話を大学生になってからもできるお前が同期にいてマジで良かったよ。本当にありがとう。魚沼行くからな。あと、ちゃんと書いてね。

引退まで残り2ヶ月ほどですが、自分がやれることはまだまだたくさんあります。まずは、ここでお約束したことを確実に実践していきます。万が一できていないと思ったら、その都度指摘してください。同時に、みんなも一緒に実践してくれたら最高です。最後の最後までみんなで明るく、前向きに駆け抜けていきましょう!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

小曽根壮